デジタル私的録画問題に対する権利者団体の対応はおかしい
デジタル私的録画問題に関しては権利者団体と
呼ばれる連中は自分たちの保護しか頭に無い
ように思える。
デジタルによってクオリティの高いコンテンツを
誰も手軽に見ることができるようになったが、
権利者団体はいつまでも何十年も前のアナログ的
考え方に固執しているようにしか思えない。
消費者が自分で録画したものを大量に不正に
横流しする、とでも考えているのだろうか。
消費者=性悪説、にたって全ての前提が作られて
いるようだ。
技術の進化と著作権の保護は切れない関係である
ことはわかるが、だからといって消費者不在で、
メーカー側と権利者団体とが争う構図は納得できない。
なぜ消費者がそこに加わらないのだろうか。
なぜ自分が私的にHDDレコーダーに録画した番組を
ポータブル機器に気軽に持ち運びができないのか、
誰が考えてもおかしな話しだ。
ポータブルにコピーしたとたんに元のHDDのデータは
消えてしまう。
クオリティが落ちたものを再生するだけでも、元は
跡形もなく消えてしまう。
消費者はデジタル商品を買う時、ディスクなどの
メディアを買う時と既に私的録音録画補償金を
支払っている。さらに気軽に他のメディアへ転送する
ことができないなどの不利益も被っている。
権利者団体はJEITAと争っているつもりだろうが、
本当に争うべきは消費者であり、消費者が納得する
形で、著作権保護を訴えなければ意味がない。
今の日本人は大人しい。仕方がない、と考える人が
非常に多い。しかし、デジタル機器を使いこなせば
使いこなすほど、権利者団体によって規制させられ
ている今の制度には腹が立つだろう。
権利者団体は消費者=性悪という前提をまず取り
払って消費者が自由にコンテンツを操ることができる
形にした上で、権利者保護の仕組みを再度構築
すべきだ。
よく、iPodなどによってCDなどの販売が落ちた、と
言う権利者やレコードメーカーがいる。しかし、それは、
自分たちが音楽を作成する上での音楽ファンの期待に
応えられていないことを棚に上げた暴論でしかない。
アーティストも音楽ファンを大事にする人たちなら、
そんなことは言わない。もし配信が自分たちの
スタイルに合っていると考えれば、必ずしも形のある
CDなどのスタイルにこだわらない。音楽配信が確実に
世の中に深く浸透したにもかかわらず、CDの売り上げ
が下がり続けていると言い続けている。
DVDの売り上げ減も、新作は正規の金額で販売して
おきながら、何ヶ月にたたないうちに1500円とか
980円などというDVDを再発するのだから、消費者は
新作買い控えを起こし、金額が安くなるのを待つだろう。
自分たちで首を絞めるような販売形態を作っておきな
がら、売れなくなったというのもおかしな話しだろう。
権利者団体は古い考えを捨てて、21世紀型の
著作権保護を考えるべきだ。いつまでも、消費者に
だけ負担を強いるようなことを続けるべきではない。
もっと自分たちで、消費者保護の観点も踏まえて、
権利保護を真剣に考えないといけない。
権利者団体とJEITAの不毛な争いを見ていると、
つくづく日本という国は、「団体」というものに縛られ
ていると感じる。
消費者が「団体」という単位で意思統一をしたら、
どれだけの力になるかということを権利者団体は
知るべきだろう。
録画のムーブを9回可能にする、「ダビング10」は
可能になるには当然で、それはフリーへの入り口に
やっと立ったに過ぎない。
「ダビング10」が先送り、あるいは白紙撤回に
なったら、消費者は黙っていない。
| 固定リンク


コメント