次世代DVDと言われるBlu-ray(BD)とHD DVDの
争いは業界内だけは盛り上がっているようだ。
消費者の関心は今一歩というところだろうが、
HD DVD陣営は鼻息だけは荒い。
東芝の藤井デジタルメディアネットワーク社社長は
毎度のことだが威勢だけは他社に負けていない。
HDD搭載のHD DVDレコーダーの新製品の発表会で、
BDの戦略を批判し、数字のマジックを展開し、
圧勝すると息巻いた。
北米でのHD DVDプレーヤーの販売ではBDを
圧倒している、とか、ソフトのタイトル数もほぼ互角とか、
(BDを搭載した)PS3はプレーヤーではない、とか
御託を並べたてて何とかHD DVDの劣勢を隠そうと
必死だ。
BDとHD DVDは全く次元の異なるところで自分たちの
優位を訴えているようで、はたから見ているとはっきり
言ってどうでもいいんじゃない?そんなこと、と言いたくなる。
BD側は陣営のテレビの世界シェアが圧倒しており、
HDテレビの普及に伴い当然次世代DVDプレーヤーの
比率は増えてくるだろうし、それはBDだと。
HD DVD側は「今」の販売台数やソフトのタイトル数などで
優位をぶち上げる。。。。
消費者が求めているものは安価で見たいソフトがたくさん
出てくる、、、それに限る。
HD DVD陣営と言われるユニバーサルスタジオ・ホーム
エンターテインメントの上級副社長も東芝の新製品発表会で
「重要な点は、映画を見る人に支持されていること。
HD DVDは(プレーヤーあたりのタイトル販売数である)
アタッチレートが高い」と言ったそうだが、映画を見る人に
支持されていると言い切るにはタイトルが無さ過ぎるし、
何より拙速だ。スピルバーグの「ジュラシック・パーク」や
「E.T.」のようなキラーコンテンツを出してからそのような
大口はたたいてもらいたいものだ。
もちろんBD陣営も同じ。パラマウントの「インディアナ・ジョーンズ」
シリーズやフォックスの「スター・ウォーズ」シリーズなど
出せばそれだけで勝てるというソフトの導入への動きが
全くない。唯一ディズニースタジオが「パイレーツ・オブ・カリビアン」
シリーズなど積極的なほかはソニー・ピクチャーズも「スパイダーマン」
シリーズなど秋までお預け状態だし、口で言うことと実際の
行動の本気度がまるで違う。
鶏が先か卵が先か、ではないが、やはり魅力的なソフトが
出ない限りプレーヤーを買いたいとも思わないだろうし、
ソフトがなければいくらプレーヤーが安くともただの箱に
なってしまう。
東芝の藤井氏のように鼻息が荒いのもいいけれども、
もっと消費者の求めていることを的確につかんでから
偉そうなことを言って欲しいものだ。
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